別れと出会い

「カズ先生の子育てレシピ」今回が最終回です。
私に5人の子どもと6人の孫がいることをお話ししました。
子育ての最中にあるわが子、特に新米の母親でもある嫁たちに、
じい様としてそっとアドバイスしたい、それがスタートでした。

私の教え子の義父の話です。
昨年連れ合いを亡くし、同じマンションの別の階に一人で暮しておられるそうですが、
なんと生後間もない孫を預かってくれるそうです。
おばあちゃんならいざ知らず、60歳を過ぎて赤ちゃんを預かって、
ミルクやおしめの世話ができるじい様。
まさに現代のスーパーじい様ではありませんか。

教え子が語るには、「実はカミさんの兄弟に障害のあるものがおり、
義父はその子を育てた経験があったせいかもしれません。
私たちには本当にありがたい頼りになる義父です」というのです。

カズ先生にも障害のある兄弟がおり、母が苦労して育てていた記憶があります。
その頃の私の父は仕事に逃げ、母一人に任せ切っていた気がします。
子育ては夫婦でするものです。
たまたま子どもに障害があったりすればなおさらのことです。
教育の相談などしていますと夫婦二人で力を合わせてその育てにくい気がかりな子どもを
必死に育てているご夫婦に出会います。
まさにその子がご夫婦の強い絆になっています。

きっと教え子の奥さんのご両親もそうしたご夫婦だったのでしょう。
そのご褒美が、連れ合いを亡くされた今、かわいい孫の世話のできるおじいさんとして
人生を楽しんでいらっしゃるのではないでしょうか。
私もそんなじい様になれればとつくづく思いました。

さて、これでお別れではありません。
来月からは『LD先生の子育て相談』として、リニューアルし、
新しいお付き合いをさせていただきます。

本当に子育ては容易ではありません。
赤ちゃんは順調に生まれ、育っていくばかりではなく、
どこか気がかりな育ちをする子どもも少なくありません。
そうした子育てのなかでさまざまな困難に出会うお母さん、お父さんのご質問に答え、
少しでもそのお役に立ちたいと思います。
それは障害があるとかないとかを越えた、
子育てに共通する私からのメッセージになればと思っています。
では、これからもどうぞよろしく。

2010年3月24日 09:50 |