育ちと品格
朝青龍の引退、あの小兵ながら力強い相撲が見られなくなるのはさびしい気もしますし、
プロレスはショウ、相撲はガチンコ(真剣勝負)といいながら、
横綱がプロレスに転じたりする昨今です。
相撲道、相撲道という割には商業的なペース一色だった気もします。
筋書きのないドラマでもあるスポーツ大好きなカズ先生としても、
子どもを育てる視点からはスポーツ固有のさわやかさとか品格を大切にしたい
という気持ちが強くあります。
今や世界的スポーツ・アニメといわれるあの「キャプテン翼」だって、
努力と友情のさわやか物語なのです。友人を君付けで呼ぶ翼君に育ちの良さを感じます。
ボクシングのあの亀田3兄弟も、イメージ・チェンジしながら
がんばっているようですが、それにしてもゴルフの石川遼君は
どこまでかしこく、さわやかなのでしょうか。
多少は作られたイメージもあるかもしれませんが、あの品性ある受け答え、
物腰はやっぱりスポーツを通しての人格教育の成果と見てしまいます。
映画俳優チャップリンは、『夢と勇気とsome money』
という言葉が好きだったと聞きます。
お金はなくては困るし必要ですが、でもお金はそこそこあればいいので、
夢や勇気の方がずっと大切だという深い深い言葉です。
「世の中、金だ!」と言い切る方が現代的かもしれませんし、
政治家や企業人でもそんな輩を見るのも珍しくありません。
しかし、そこに漂う、他人を踏みつけても、押しのけても自分だけよければいい
といわんばかりの傲慢さ、品性のなさには誰もそっとよけて通りたくなります。
品性とか、品格とか、声高に語るものではなく、家族や友人をお互いに認め合い、
支えあう育ちの中から自然と形成されていくものなのでしょうね。
決してとり澄ました子どもを求めているのではありません。
愛すべきやんちゃさや奔放さは子どものエネルギーの発露そのものかもしれません。
でも大人になってもその使い分けや区別のできない人を見ると、
経済的な豊かさの中での「育ち」とは別の「育ちの質」を感じてしまいます。
今回の冬季オリンピックで「おれ流の」、場にふさわしくない格好や、受け答えで、
物議を引き起こしたスノーボーダーのK選手などを見ていて、
折角優れたよい力を持っているのに、それがスポーツとしては
「育ち」に反映していないのかなという残念な気がカズ先生にはしました。
2010年03月10日 09:48 | | コメントを読む (0) | コメントを書く
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