おバカキャラに想う
世の中はクイズブーム。毎日どこかの局で必ずその手の番組がある。
TVといえばはやりすたりがあって、サスペンスドラマが全盛のこともあれば、
韓流ドラマの氾濫、漫才ブームも何度か繰り返している。
何となく横並び文化にうんざりしながらも、
自称、雑学王、薀蓄(ウンチク)博士としては、クイズ番組は好きなほうだ。
難問というわけでなくても、自分の答が正解だったりするとなんとなくうれしい。
珍問、奇問には答えられなくても、たいして傷つきもしないが、
誰でも知っていそうな問いに、思わずのけぞるような無知な答えを
恥ずかしげもなく披露するタレントさんがいる。
そんな場面に出くわすと、思わず優越感を持ってしまうのは、
結局は、番組のねらい、作戦に見事はまってしまっているのだろう。
ところで空前絶後のおバカキャラの女性タレントに続いて、
若い男性タレントのおバカキャラが「羞恥心」などと名売って、
束になって茶の間を占拠している。
博学よりも無知が売り物になる世の中である。
しかし、ある日、彼らを見ていてふと気がついた。
彼らは、たしかに知識的には偏りがあって、世間の言う「おバカ」なのかもしれないが、
その人柄で共通するのは、イヤ味が少なく、偉ぶらず、空気が読めて、やさしさがある。
その意味ではかなり「賢い」。
今の世の中、自己中心的な利口さよりも、安心できるやさしさや温かさが
大切なのではないだろうか。
彼らは彼らなりの挫折体験を持ち、それを乗り越えて、今の自分を素直に表現している。
空気の読めない、国民不在の政治家が目立つ昨今、
おバカキャラの彼らが圧倒的な人気を博しているのは当然かもしれない。
「もの知り、必ずしも賢からず」というわけである。
カズ先生の好きな言葉に「素にして野だが卑ではない」というのがある。
「素朴で、粗野ではあっても、決して卑怯でも卑屈でもない」という意味かな。
おバカキャラと呼ばれる彼らの活躍を見ていて、
どこかそんな相通じる「こころ」を感じています。
2008年06月04日 09:43 | | コメントを読む (0) | コメントを書く
