マザコンに思う

長男から来春に二人目の子どもを授かりそうだという知らせを受けました。
親がわが子にしてやれることは、まずは命名ときょうだいを与えることですね。
カズ先生自身、きょうだいはいましたが、病身で、一人っ子のような育ち方をしました。
ですからきょうだいゲンカの出来る友人を見るといつもうらやましく思ったものです。
その弟も姉も今はもういません。
彼らの命のろうそくの残りを私が貰って生きているのだといつも思っています。
それだけに自分の子どもたちが健康に育って、きょうだい仲良くしているところを
みると、親にしかできない仕事をほんの少しは果たしたようなうれしさがあります。
それだけに、不幸にも、病気や事故でわが子に先だたれた親をみると、
本当に辛くなります。
二年前になくなった母もどんな思いで人生を過ごしたのだろうと改めて思います。
その分、私に限りなくあふれる愛をかけてくれたのだとも。
私の好きな作家、市川拓司さんの作品「そのときは彼によろしく」(小学館文庫)の
以下の部分好きです。

 彼女はキーボードの上の手を止め、例の姉のような目をしてぼくを見た。
(智史)「なに?」
 ぼくが訊ねると、彼女はゆっくりとかぶりを振った。
(花梨)「あなたはクラシカルで正統的なマザコン少年だったもんね」
 「なにそれ。全然違うよ」
 「ほら」と彼女が言ってぼくに指を向けた。
 「そうやってむきになって否定するのも、
  クラシカルで正統的なマザコン少年の典型的反応よ」
 彼女はくすくす笑いながら続けた。
 「最新版のマザコン少年たちはもっと屈折しているわ」

子どもは母親の圧倒的な愛の中で育ちます。
誰もがクラシカルで正統的なマザコンなのではないでしょうか。
屈折しているマザコンは困りますが、伝統的なマザコンは非難されるべきではなく、
むしろ胸を張ってよいとカズ先生は思うのです。

2008年10月08日 09:49 | | コメントを読む (2) | コメントを書く


コメント

かず先生こんにちは。
今回の日記を見てなんだか深く考えました。。。
マザコンという言葉のイメージが良くないのかもしれないですね。

親を大事に思うこと、それを堂々と表に出して表現できることは
男でも女でも素敵なことだと思います。

この世に生まれてきたことが奇跡的なことであって、五体満足なことも奇跡。
当たり前なんかじゃないんですよね。

不慮の事故などで命を絶たれる人がいますが本当に、、、
そういう運命だった、では納得できません。

私の親はまだ健在ですが、私にできることは親よりも1秒でも長く生きること、
そして生んでよかったと心から思ってもらえるような生き方をしたいです。
早く親孝行しなきゃ・・・

改めて、気が引き締まりました。
ありがとうございます。


Posted by: ベジタリアン | 2008年10月09日 20:09


独身のときは
マザコンなんて絶対いやって思ってました。

でも男の子を産んで育ててみてわかったのは、
マザコン?当たり前やん。です。
カズ先生もマザコンなんですね。
当たり前ですよね。

母の愛は絶対です。
姑の気持ちも今はよ〜くわかります。

それだけに子供さんに先立たれた方の
思いは考えただけで辛くなります。

カズ先生のお話いつも楽しみに
しております。

Posted by: だんごはは | 2008年10月17日 00:18


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