宝物

だんだん整理力が落ちてきているのか、もともとそうなのかは別にして、
恐ろしいほどにものがたまってきた。
一念発起して納戸を片付けた。
一番の難物は写真類。
アルバムに貼ってあるものはよいのだが、そのうちきちんとしようと思いつつ、
空のアルバムと共に袋に入れたままの写真がこれでもかこれでもかと出てくる。
写真の整理は時間がかかる。
ついあのときはこうだった、ああだったと、なつかしい想い出が手をとめる。
おおよその順に並べ、次回の整理をお楽しみに、またまた眠りについてもらった。

そんな片隅から小さな箱が出てきた。
はがれかかったセロテープでとめた紙に「パパへ」とあった。
子どもたちが小学校の低学年のある時期、毎日のように工作物を作り
プレゼントしてくれたものだ。
父の日に学校の授業で行ったなごりで、兄弟競って、しばらくそれが家でも続いた。
仕事から帰ると、机の上に「お仕事がんばってね!」という手紙とともに、
ボール紙で作った車や船やネクタイや碁盤まで載っていた。
子どもたちのそうした想い出の品は片付けにくい。
引っ越しの時、その中のいくつかを小箱に入れて取っておいたものだ。

正月に孫を連れて遊びに来た子どもたちに、こんなものがでてきたよといって見せたら、
なんとなく覚えていると、懐かしそうに触っていた。
今度は君たちの番だねと心の中でつぶやいた。

同僚の先生が、自分では整理しにくいので、子どもが成人したとき、
小学校のとき使ったランドセルがとってあったので、
この中に入れたものだけ取っておくからと子どもに任せたという話を聞いた。
なかなか賢いやり方だと感心した。
後悔先に立たず、わが家ではとっくの昔にランドセルは処分してしまった。
小さなランドセルに作り直すという話もないわけではなかったが・・・

想い出は、時間と共に輝きを増す宝物だということを今はっきりと感じる。
みなさんに子どもたちとたくさんたくさん想い出をつくって欲しい。
それこそが子どもたちからの最大のプレゼントなんですね。

2009年03月11日 09:45 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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