川の字
「川の字」に寝るって聞いたことありますか。
夫婦に子どもができるとその子を真ん中にして三つ布団を敷くと「川」の字になるわけ。
ところで最近、「夫婦別姓(べっせい)」ならぬ
「夫婦別床(べっしょう)」が年々増えているとか。
つまり夫婦が別々の部屋で生活するスタイルをいうそうです。
間数の少ない生活ならそんな贅沢は言えないわけですが、子どもが育ち、
家を出て行ったりするのをきっかけに、お互いの生活を尊重するといった理由で、
夫婦が部屋を別々にするのだそうです。
なかには、明日の仕事に差し支えるといけないので、
夜泣きする赤ちゃんとお母さんを残して、お父さんが別室で寝るという
野球選手の新婚生活を聞いたことがあります。
確かに、グラウンドでよい成績が残せなければ、一家の経済は支えられないから
もっともらしいのですが、子育てはお母さんだけなんですかね。
学生の頃、発達心理学の授業で、アメリカかぶれの大先生が
「アメリカでは、夫婦と赤ちゃんの部屋は別にするの。
だからアメリカの子どもは自立心がある。」と聞きました。
でも結婚して、二間のアパート暮らしの時、赤ちゃんが夜泣きしたら、
二人で変わりばんこに抱っこしたり、あやしたりしたものです。
あの先生の言葉は???
後で分かったのですが、その先生は生涯独身で、
自分で子育てしたことのない学者だったんです。
当時の日本家屋で部屋を仕切るふすまなんて防音は無理です。
それに洋間のドア越しのかすかな泣き声だってかえって気になるはずですよね。
ところで、年配夫婦の寝る部屋をわける「別床」が、現代の流行りだそうです。
見たいTVの番組がちがうとか、いびきがうるさいからとか、
いろいろ理由はあるようです。
夫婦の生活スタイルを他人がとやかく言う必要はないのですが、
私は両親が同じベッドで寝ている姿を見て育ったので、
今、その母が亡くなり、ひとりでさびしそうにしている父を見るにつけ、
別床はその日のための準備なのかとさえ思ってします。
夫婦って、それがひとつの単位だと考えるのは古いのですかね。
2009年05月06日 09:42 | | コメントを読む (1) | コメントを書く

コメント
こんにちは。はじめてコメントします。
私はオーストラリアに住んでいますが、ここでは、子供はやはり生まれたときから子供専用のベッドで寝かせなければならないと、しつこく教育されます。
sidsや窒息を防ぐためには、子供のベッドには枕も置いてはいけないし、ふとんはしっかりベッドの両端に挟み込み、子供がふとんにもぐりこめないようにベッドの足元に足がつくくらいの場所で寝かせるからです。
そんな風に別のベッドで寝かせるのがあたりまえだからか、生まれたときから別の部屋で寝かす家庭も多いです。
(ちなみに、そうすると夜泣きがひどくなるのじゃないか、と思われますが。
夜泣きは、しないようにトレーニングするのが一般的です。
このトレーニングの両親教室も地域の保健婦さんが無料で開いています。
そうすると、3日ほどで赤ちゃんはほぼ夜泣きしないようになるので。)
でもそのかわり。
夫婦が別のベッドで寝るなんて、ありえません。
まして、別の部屋なんて。
そんな家庭は、離婚間近でしょう。
私は、西洋の家庭は、子供を自立して育てるのではなくて、夫婦が子供から自立して、夫婦という単位をもっと大切にして育てているような気がします。
単身赴任という家庭が成立できる日本文化よりも、夫婦が常に一緒でいられなければ、ドライにすぐ離婚、となることが多いからかもしれませんが。
先生のおっしゃるように、夫婦はそれが一つの単位だと思います。それは、世界中で、どこでも一緒なのではないでしょうか。
夫婦が別々に寝るようでは、子供がいなければ夫婦という単位がなりたたなくなってしまう家庭になりがちです。
子供が成人したあとも、別々に寝ていたその夫婦は、二人だけで本当に仲良くやっていけるのでしょうか。
日本で熟年離婚が増えているのは、そこにも一因があるような気がします。
Posted by: るう | 2009年05月09日 13:09