小中一貫教育

最近、公教育でも小学校と中学校を連結させた小中一貫校がいくつかできてきました。
これまで近年の子どもたちのつまずきの原因として
「10歳の壁」とか「中一ギャップ」といった言葉がありました。

「10歳の壁」というのはかなり前から、子どもから大人になる発達の道筋で
10歳あたりに大きな変化の時期があるといわれてきました。
子どもが質的にも大きなジャンプをするという説もあります。
子どもは小学校5年生の夏休みを境に大きく変わるという
小学校の先生の報告も読んだことがあります。

また「中一ギャップ」は小学校と中学校の学校文化のちがいが大きすぎて、
子どもの戸惑いが不登校など、不適応の背景になるのではという考え方です。
不登校などが激増する背景要因ともいわれます。

子どもだけでなく、家族構成、家庭環境などの大きな時代的変化の中で、
子どものさまざまな問題が出てきているわけですが、
小中の9年間をもっと連続的かつ弾力的に区切ったりしやすくするための一貫教育で
さまざまな試みをしてみようというわけです。

9年間を4・3・2、3・4・2、5・4などいろいろに区切ることができます。
確かに諸外国でも、6・3・3制ではなく、中学校というかわりに
ミドルスクールといった中間的な時期の学校名もよく見ます。

子どもの発達を固定的に考えたり、制度をただ押しつけたりするのではなく、
その発達をていねいにみ、その変化に応じて弾力的に対応していくのは、
ひとりひとりのニーズに的確にこたえていく教育という意味でも大切な視点です。

あんまりおっかなびっくり、子どもをただただ不思議な存在として
とらえすぎるのもどうかと思いますが、
決めつけすぎずにしなやかに子どもとまわりの変化にあわせ、
最適な学校環境を用意していくことなんでしょうね。

2009年08月26日 09:39 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


コメントを投稿する

ブログの管理者が公開を承認するまでコメントが反映されない場合がありますので、ご了承ください。 また、投稿されたコメントはフジテレビKIDSが企画・制作する映像物や出版物、ウェブサイト、広告宣伝などで利用させていただく場合がありますのであらかじめご了承 ください。